LinuxMint19.1でRPGツクール2003のゲーム(ゆめにっき)を動作させる
久々にゆめにっきをプレイしたい!と思い、wineで動作させてみることに。
まずはWindowsでプレイする時と同じように準備します。「RPGツクール2003 RTP」を用意し、ゆめにっきのlzhファイルをダウンロードして解凍。しかし、exeファイルを実行しても「ファイルマイシステムaが開けません」という表示が出てきてプレイできませんでした。
そんな時、このようなYahoo知恵袋の質問を見つけました。
なるほど、ファイルが文字化けしてしまうのが原因なのか。確かに僕が解凍したファイルも文字化けしてたぞ。
というわけで、文字化けしないための解凍ソフトをインストールすることに。色々探したところ、「Lhaplus1.74」なる解凍ソフトをwineで動かして解凍するのが手っ取り早くてよさそう。何でもかんでもwine頼みですね。ははは。
www.vector.co.jp適当な場所にダウンロード&インストールし、このソフトを利用してlzhファイルを解凍。初期設定では、デスクトップに解凍するようになっていました。そして、解凍して出てきた「ゆめにっき」のフォルダを開き、「ゲームスタート.exe」を実行。おお、次はちゃんとゲームが起動し、ちゃんと窓付きが動きます。すごいすごい。
久々に触れるゆめにっきの感慨に浸りつつ、窓付きを操作してつくえに座らせると...ん?おかしい。あの素晴らしいBGMが流れない...。これではゆめにっきの魅力が半減してしまいます。
どうやらセーブする時のBGMの音声ファイルはMIDIなる形式のものらしく、そのままでは鳴らないそう。というわけで下の記事に沿って設定してみます。
まず、FluidSynth / Qsynthなるシンセサイザーをインストールします。そのために、以下二つのコマンドをターミナルで実行します。
sudo apt install fluidsynth qsynth
sudo apt install freepats fluid-soundfont-gm fluid-soundfont-gs
しかしこれだけでは十分ではないそうで、以下のコマンドをターミナルで実行し、wineの設定を行います。
wine reg add "HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftWindowsCurrentVersionMultimediaMIDIMap" /v "CurrentInstrument" /t REG_SZ /d "Synth input port (Qsynth1:0)"
そして、FluidSynth / Qsynthを起動し(Menu→サラウンドとビデオ→Qsynth)、以下の設定を行います。
- Setupをクリック
- MIDIタブの「MIDI Driver」を「alsa_seq」に、「MIDI Client Name ID(ALSA/CoreMidi)」を「Qsynth1」に設定
- Audioタブの「Audio Driver」を「alsa」に設定
- Soundfontsタブの「Open」をクリック。「FluidR3_GM.sf2」「FluidR3_GS.sf2」を追加。
これでQsynthを起動しながらゆめにっきを起動すると、ちゃんとセーブ時のBGMが流れるようになりました。めでたしめでたし。
また、ゆめにっきをプレイする場合はそこまで気になりませんが、Linuxの場合、メニューの文字が太字になってしまい読みにくいです。その対応について書かれた記事を見つけたので、一応記しておおきます。僕はめんどくさいの試していませんが、気になる人は参考にしてみると良い結果が得られるかもしれません。